2007年9月12日水曜日

牛の風景

聞いたことあるかもしれないけど、インドでは路上に本当に牛が居ます。ムンバイもしかり、です。渋滞の先に牛がデーンッと座っていることも日常の風景です。最初はびっくりしましたが、行動がまるで野良犬君たちと変わらないので、だんだん日常風景の一部になってきました。。。私が今まで撮った写真のうちちょこっとご紹介します。

こんな風に雨の日に渋滞を横目にみんなで立ち往生していたり。。。(ちなみにここはうちの近所の交差点、信号機はありませんが。)





こんな風にバスレーンの大通りにご家族一同そろって人間見物?をしていたりもします。この光景は大抵お昼~夕方にかけて。朝・晩は別のところへ忙しくお出かけしているみたい。





でも、ムンバイ市内では働く牛も結構居ます。。。
何を運んでいるのかな。。。牛乳?。。。ではないと思います。





これはアパートの前に住み着いてる牛君。午後のリラックスタイムなのか、道の真ん中でまったりしています。車もリキシャも牛の横スレスレを平気で駆け抜けていくのは見ててちょっと危なっかしいくらい。アパートの横のお寺の門をねぐらにしていて、朝近所のマーケットのゴミ置き場までご飯を食べに行って、夕方とことことねぐらに戻ってくるのが日課のよう。この牛君は足が悪いのでもうそれは本当に”牛歩”です。周りにはいつも野良犬君達が群れていて、友達のようです。どちらも道路にぺったりお腹をつけてまるで自分のリビングルームのように居座っています。。。

2007年9月8日土曜日

貧血によい食材”デーツ”

前回の食事リストにも関係するのだけど、まず貧血であることが分かった際、開口一番ドクターは”デーツを食べなさい”といった。このデーツ、お料理教室でディップソースのレシピを習った時おいしいとは思ってはいたのだけど特に気にしたこともなく、しかしそんなに栄養があるなら食べてみなくちゃと思う。デーツは日本では馴染みがなさそうだけど、日本語で”ナツメヤシ”といえば聞いたこともあるかも。中東では栽培が盛んらしく、近所のスーパーのドライフルーツコーナーにも沢山の種類があり、わざわざマスカット産とか中東の産地が書いてあった。アーモンドや胡桃が挟み込んで乾燥されているものもあり、そのままおつまみとして食べるものから、ディップソースのレシピのように細かく切って使うタイプのものもある。味は甘さを濃い目にしたプルーンというかんじで、そんなに沢山はたべられないけど滋養がありそうな予感。うちでディップ用に以前購入したのは種抜きで200g40Rs、これでも結構高いほうの部類だった。
知人からこのデーツを専門にしたお店があると聞いていたので、7月頃だったけど、ダウンタウンにあるその店に行ってみた。お店の名前はBateel(バティール)といって、中東はサウジが確か本店。ムンバイではCR2という街中のデパートに入っているのだけど、お店はチョコレートショップのようにキラキラ、デーツがお行儀よくひとつひとつパッケージされて並んでいる。とても小さいお店だけど、とってもこぎれい且つゴールドの内装が眩しい。デーツの横にはクッキーとチョコレートのコーナーがあり、デーツを使用したお菓子が並んでいる。スーパーの潰れかけた形状のデーツとは違いこちらはふっくら高級そう。サウジアラビア産のデーツを使っているとか。レモンピールとオレンジピールのものを試しに買って見ましたがすごくおいしかった。これなら毎日でも食べられそう♪とおもうけど、100g170Rs(約500円)で6個くらいしか入ってないというお値段。どうしても贈答用になっちゃうな~。今が旬の高級デーツもおいしいですよと勧められ買ってみるが;100g350Rs(一粒150円以上だ!)私はデザートっぽいレモンピールのほうが好きでした。ついでにデーツのスパークリングジュースも買ってみたら、シャンパンみたいでリッチな気分。妊婦には有り難い。中東はお酒がご法度だからこういう商品があるのでしょうね。バティールのデーツ達、日本へお土産で買って帰りたいなと思っているのだけど、ダウンタウンまでいつけるかな~。

Bateel:Nariman Point CR2モール1F。インドはムンバイ支店だけの模様。

2007年9月6日木曜日

インドの妊婦さんが食べるもの

少し貧血ぎみな私は血液検査の結果先生から少し前の検診でお肉やら色々もっとたくさん食べろといわれました。体重もその時はあまり増えてなかったし、では具体的に何を食べればいいの?ときいたら「妊婦さんのお食事例」のような紙をもらいました。

<妊婦の為の高タンパク食事例>
【朝8時半】
・砂糖入り牛乳1杯
・ゆで卵の白身2つ
・全粒粉またはオーツ麦のお粥または小麦のシリアル、1杯
・パラタ(ギーのたっぷり入った薄焼きパン)または全粒粉パン、2枚
・ヒヨコマメのパンケーキ1枚
【午前11時】
・フルーツ1つ
・バターミルク(※)1杯
※ヨーグルトの脂肪分を取り除いたものでアーユルヴェーダでも体にいいとされてる。こちらでは乳製品コーナーに1Lとか200mlパック入りとかで売ってる。味はヨーグルトの上に浮かんでる乳清みたいなやつで、正直あまり。。。
【午後1時半】
・サラダ1杯
・乾燥プルカ(ギーの塗ってないチャパティ)2枚
・ご飯1杯
・豆の煮物(ダール等)1杯
・根菜類を除く野菜1杯
・大豆(※)1杯または手作りパニールまたは魚かチキンを2切れ
・ヨーグルト1杯またはバターミルク1杯;必ず牛のミルクを使うこと
※soyaとありますが具体的には不明
【午後4時半】
・砂糖入り紅茶1杯
・モヤシの芽(※)またはヒヨコマメの炒ったもの1杯
※こちらでは乾燥ムング豆を湿らせて発芽させたものをよく食べます。
・ひよこ豆の蒸しケーキ4個またはチーズ1個
・グリル魚またはタンドリチキン2切れ
【午後6時半】
・ライム入りホウレン草スープまたはクリームなしのチキンスープ1杯
・フルーツ1つ
【午後9時半】
・サラダ1杯
・乾燥プルカ2枚
・ご飯半杯
・豆の煮物(ダール等)1杯
・根菜類を除く野菜2杯
・ヨーグルト1杯またはバターミルク1杯;必ず牛のミルクを使うこと
【寝る前】
・牛乳1杯
・フルーツ1つ

なんだ、お豆ばっかりじゃない、と思いますよね。
(そもそも食べすぎじゃない?とかね。。。)こちらはお豆の種類も豊富で、このリストにはいちいち豆の種類が例示されていましたが省略しましたのであしからず。実際、ダールをはじめとする豆料理は栄養が豊富とされ妊婦さんにはお薦めだといろんな人から言われます。できるだけ私も食べるようにしていて、お料理教室やメイドさんからもいくつかレシピを習いました。また次回にでもご紹介できるかな。ちなみにこのリストがどんな体型の人の為のもので、カロリー計算がいくらで、というのは全く書いてない。先生結構アバウトなんだよね~。

2007年9月3日月曜日

ごほうびランチ

前回のブログで自宅安静と書いて皆さんご心配おかけしてます~。
週末検診を受け、まだまだ要安静とはいわれつつもだんな君と久しぶりの外食に行ってきました。日曜日にサンデーブランチを称してホテルのレストランでビュッフェスタイルが楽しめるのがこちらでは一般的。今回は家から比較的近いリーラホテルに行ってきました。車で外出するのだけど、こちらは道路&交通事情から車での外出は結構体力が必要。リーラは片道20分くらいだけど、工事中のでこぼこ道あり、リキシャーの横入りありと車は縦にも横にも揺れます。ほんとに久しぶりの外出+車体験だったわけだけど、これで片道1時間時には渋滞で2時間近くかかるダウンタウンまでちょくちょく出かけていた自分が信じられなく思えました。そりゃあアカサン(あ、うちの胎児名です)もお疲れなわけですね。
今日のブランチは軟禁生活頑張ったごほうびでもあるのだけど、だんな君がインド赴任して丁度1年がたったことのお祝いも兼ねてました。私より少し早く赴任しただんな君。すっかりインド生活にも慣れ、しっかりインド料理が嫌いになっています。嫌いというよりもう食べられないというのが実情。最初の1ヶ月はおいしいと思ったと誰もが口をそろえるインド料理ですが、やっぱり毎日こうもスパイス漬けだとさっぱり和食が恋しくなるのは私も既に理解してます。。(社食はインド料理オンリー)。特に外食のインド料理は家庭料理と違い思いのほかオイリー。スパイスも濃い目です。今日のブランチは、イタリアン、中華、インドといったコンチネンタル料理。イタリアンコーナーにはチーズの種類がいっぱいで、日ごろスーパーじゃお値段張るのでこういうところで堪能。おいしいパンもいっぱいだし、手に入りにくいフレッシュなサラダやビーフ、シーフード、ロテサリーチキンなどを思いっきり堪能。
メインコースにインド料理が沢山ありましたが、こちらは二人とも手をつけず。でも周囲のインド人家族はほとんどインド料理を食べているあたり、インドの人はあまり食で冒険しないことがよくわかります。私はインド料理まだまだ大丈夫(笑)なんだけど、とくにスナック系には目がない。ビュッフェにはドーサを焼くコーナーがあったので、大好きなチーズドーサのポテト入りを頼みました。さすがホテル、仕上がりがとっても美しい(写真)。クレープみたいなサクサク生地がやみつき。手前のカラフルなのはチャツネで、ココナッツやコリアンダー、チリ味などで、好きにつけて食べます。つけなくても充分味があるのですが。
仕上げはもちろんデザートコーナー♪見た目からは想像できないお味がすることが多いこちらのデザート類なので、チョイスは慎重になります。今回は当たり外れの少ないフルーツ系パイメインでどれもおいしかった。色々な食材食べ放題&ソフトドリンク付きで一人1500Rs+税(日本円で約5000円!)。日常食に抑圧されている分、こんなところで解放されるムンバイ生活ですが、これを高いとみるか安いとみるかはもう、バランス理論(byだんな君)としかいいようがありませんな。

Citrus :The leela kempinsky mumbai, サンデーブランチではグランドフロアーにある3つのお店のどの席でも選ぶことができます。アルコール付ブランチにすると屋外バーカウンター併設のSixDegreeというお店も使うことができます。