2008年1月29日火曜日

水事情と沐浴

こちらの水道水を飲んでいません、飲めないものとして扱っています。時々茶色い水が出てくるときもあるし、滅菌されていないらしくお腹のことを考えると避けてしまいます。飲むには20分煮沸することが鉄則、とこちらの日本人の間では言われてます。上水道は整備されておらずアパートに水を運ぶのはWaterTank車が一般的(とはいっても比較的裕福な層の居住区に限られる)。この写真は病院の前で撮影。

なので、飲み水はBottledWaterを別途購入して、料理などに使っています(歯磨きには水道水を使ってますが)。りー君が来て、赤ちゃんですから、沐浴をしなくてはなりません。ベビーバスを買って、お風呂のお水もBottledWaterで少なくとも1ヶ月は過ごしてみようということになりました。この先しばらくムンバイに暮らすのであれば別ですが、3ヶ月後には日本に帰る予定のリー君なので、ここで無理に現地の水に慣らす必要もないのかな、と思ったので。お風呂に1回入れるごとに20mlボトルの半分以上を使ってしまうことからお水は沢山注文することになり今はリビングに20本くらいボトルが並んでいます(+_+)。

今ムンバイは一応冬で涼しい季節。とはいえ、日中は30度を超えることは普通。でも朝晩は冷えるのでこちらの人はこぞってマフラーや毛糸帽をかぶってます。リー君は赤ちゃんらしく汗をたくさんかいている様子で、数週間前から湿疹がひどくなってしまい思い切って朝もお風呂に入れることにしました。日本の沐浴方法でたっぷりのお水を使ってかついい温度に保つことはそれだけで大仕事。その上以前まではお風呂はだんな君と妹達にまかせきり。。今後は一人で、しかも朝晩入れるとなるともっと簡単な方法を探さなくてはと近所のベビーショップのカタログを見ているとこんなものを発見!
これだとお湯を5cmくらい張れば充分で、身体を支えずに済むので一人でも両手で作業ができる。お湯の量も電気ポットで沸かす量で足りることが(試行錯誤の結果)わかったのでリー君が眠りから覚めて泣き出してから準備しても充分間に合うし、お水も今までの半分くらいで上手に入れられるようになりました。でもやっぱりお湯のたっぷり入った沐浴は気持ちいいようなので週末にだんな君がいる時は入れるようにしています。日本の温泉の心を教えておかなくちゃーなんて思ったりも。。。あ~温泉に行きたいわ。

2008年1月25日金曜日

おでかけグッズ

首が据わらない3ヶ月までは、外出したいと思っても赤ちゃんをどう運ぶか、が難しいところだと思います(外でのオムツ替えやどこでミルクをあげるのかとかも別途問題はありますが・・・)。うちでは以下の2つを使ってみようということになり現在練習中。

◆スリング:
1ヶ月が過ぎた頃から、少しずつリー君を外の風に慣らせていかなくてはならないし、自分も外出の練習をしなくてはならないということで、まずはアパートの駐車場をお散歩することから始めてみた。首が据わらないから抱っこすると両手がふさがって一人で外出が難しい。日本から取り寄せておいたスリングを使って、まあ、スリングを使うこと自体の練習でもあるが、お散歩することにしています。とはいってもアパートの外に出ると野良犬はウヨウヨ、向こう見ずなリキシャードライバーがバンバン走るし、のんびりお散歩というわけにはいかないのが現状。公園も遠いし。しょうがないからアパートの駐車場をぐるぐる歩いています。この駐車場は臨月の時もお散歩していたので、おなかの外にでたリー君とまた一緒に歩けるのはなんとなく嬉しい。さて、スリングですが、日によっては嫌がる時もあるのと調節できないタイプなのでまだ小さすぎるのか身体を押さえにくくて長時間は無理なのが難点ですが、大きくなったらもうちょっと扱いがラクかと。コンパクトなのもいいです。首が据わらないうちは、がっちりした抱っこ紐(ベビービョルンとか?)も場合に応じて併用しようかなと考え中。

◆マキシコシ:
病院で使っている人を見て、便利だなーと思っていましたが、思い切ってうちも購入してみました。カーシートと持ち運びカゴ(というのかな?)兼用のもので、0ヶ月から12ヶ月まで使えるということですが、この間初めて遠出をしてみたところ車の揺れがちょうどいいのか、スヤスヤでした。渋滞もあって30分くらい車の中にいたけれど泣いたのは最初だけ、しかもその後食事をして家に帰るまでずっとスヤスヤでした。逆に車で2分もかからない病院では窮屈そうで泣いちゃいました。ちなみにこの商品はQuinnyというベビーカーにシートとしてつけられるので、日本に帰ったらQuinnyを買おうかなーと思ってます(写真は練習中のリー君)。レーサーみたいでかっこいいでしょ?ちなみにそのレストランでは、カーシートごとテーブルの上に置いていいよといわれ、こちらのおおらかさにびっくりでした。日本だったら床に置くものだし食卓の上にには無理っぽいよね。

そういえば、どちらもインド製ではないなぁ。こっちの人は乳児の外出にもおくるみでがっちりくるんで、おばあちゃんやメイドさんがしっかり子供を抱えながら家族総出でお食事してるのを見たことがあります。人力バンザイ!ってところでしょうか。。

2008年1月19日土曜日

おくるみの使い方

これが、こちらでの”おくるみ”の使い方です(+_+)。うちの子:りー君、ブログ初顔見せです_(._.)_yoroshisku

”おくるみ”といえば赤ちゃんを包む布のことですが(日本の出産雑誌では”アフガン”となぜか呼ばれていたりする)、退院時にひらひらのおくるみに赤ちゃんを包んで、おめでとうーみたいな写真を見たことがある。だからお出かけ用みたいな1枚があれば充分、と私は思っていた。
でも、である。私の病院では入院時持参品の中に”おくるみ(baby wrap):6枚”とあった。日本のものとは違うのかな?と思って、例の売店で確認すると、日本のものとそんなに変わらない、肌触りのよいかわいらしい柄の四角い布だった。退院する時だけなら6枚もいらないと思い、とりあえず2枚だけ購入。

出産直後にその違いについて知ることになるのだけど、産まれた後、私のところに遣ってきたりーくんは、すでにこの写真のようにおくるみでがっちりくるまれ、小包のようになってて(笑)、びっくり!こちらの人達曰く、こうやってがっちりくるむと、赤ちゃんは安心するのだそう。入院している間は毎日、肌着の上からこうやってがっちりくるまれていましたので、そりゃ入院中6枚も必要になるわ、と納得。そしてがっちり包まれていれば、手足がばたつかず授乳もラクチン。足りない分は薄手のタオルでなんとか間に合わせました。これまた、なかなか良質な手織りインド綿のタオル。1枚80ルピー、お薦めです。
※写真は生まれた翌日のりーくん。ちっさーい!

出産その日の記録:後半

ちなみに、この病院ではLPRDという陣痛室と分娩室と入院部屋が一つになった施設が2部屋だけあって大きなお風呂とキッチンがついているという自慢の最新施設なんだけど運悪くどちらも埋まっていて私使えませんでした。
分娩室へ移動したのだからもう麻酔の準備をしているのかと思うが、ナース別の電話でまたかけている、しかも”内線番号何番だっけ?”なんてゆるい会話してるし。。ちょっとーまだなのーと催促するが”あと1分!!あと1分!!※”の一点張り。陣痛の波がどんどん来て、心のそこから「痛い~痛い~」と日本語で叫びながらいきみ逃しをしてはいるが(厳密にはイヒ~タハ~イヒ~ってかんじで)頭のどこかで、無痛だったはずなのにこの痛みは何?・・・と疑問におもいつつぼーっとしていると何人か人の出入りがあって、私の隣に誰かおじさんっぽいひとがたっている。だんな君とくーさんは分娩室に入れてもらえず、私はめがねをしていないのでぼやけてしか周囲がみえず確認できないが、会話から推測するにその人は麻酔ドクターらしい。ナースと色々はなしているけどどうもこの患者はだいぶ子宮口が開いてきているから、この調子なら麻酔なしで出産ができるんじゃないか、とかそんなことを言っている模様。。。なおかつそれを担当ドクターに確認しましょう、とかのんびり話している。。。ちょっと話が違うじゃん!私ほんとに痛いんだって言ったでしょ!とナースに訴えるが”あと1分!!”を連呼するだけで状況動かず。このとき程心の底から”インド人だいっ嫌い!!!×∞”と思ったことはありません。

で、程なく担当ドクター(この人がまた肝っ玉母ちゃんなのです)がやってきて”ハーイbeni、元気でやってる?”なんてノリでエプロンに腕まくりの様相。いつも診察時はサリーかパンジャビスーツなんだけど一度家に帰っていたとかで洋服を着てラフな感じ。腕をまくっただけあってなんだかいろんな人にどんどん指示を与えて作業をがんがん進めていく(いつの間にか周りに人がたくさんいた)。この辺から私は記憶が薄くなっているんだけど、”いきめるならいきんでいいのよ”と担当ドクターに言われたのであれ?麻酔はしたのかな~とおぼろげに思いつつドクターに”いきむけど、いい?”とかなんとか言って4回くらいいきんだら”ぽ・ぽんっ”ってかんじになって、ちょっとして”ほぎゃあ”と聞こえたなーと思ったらドクターに、”男の子よー”って言われてその瞬間外にいただんな君とくーさんがどわーっと入ってきてドクターはだんな君に”ご主人おめでとう!ボンベイベイビーよかったね!”前から私がインドの映画音楽を聞かせているといっていたもんだから、調子にのってドクターは今のヒット曲を口ずさんでご機嫌)握手&談笑。ちょっとーその前に私のメガネを持ってきてくれ~。。ベビーはといえば反対側の壁際で小児科医に処置されているようで、色が白いなーと遠眼から確認してました。同日11時20分のことでした。

ちなみにドクターが口ずさんでいた歌はこれです。私も大好きで臨月に沢山聞いて歌って散歩をしていました。

結局、無痛で産まれちゃったわけですが、終わりよければ・・・ってことで、”こちらでドクターの言葉を信じて正解だったありがとう”とお礼を言うと、ドクターは”インドもなかなか悪くないでしょ?ハハハッ”と豪快に言っておられました。ごもっともです。

※ナースは”エーク・ミニット!!”と言っています。こちらの人は英語の間にヒンディーが混ざることが多くて、この”あと1分”は日常会話でよく使われる言葉でもあります。意味としては決してあと1分ではなくそれ以上で、”ちょっとまって~”っていうかんじで使われる。。はぁ。

出産その日の記録:前半

はっと気がつけば出産からすでに1ヶ月が経過しています。あっという間のような気もするし、妊婦時代がずーっと前のことだったような気もして不思議。出産の日のことを忘れないように書いてみます(長いかも)。

12月12日付でブログを更新しているように、その日の午前中はまだまだ陣痛の兆候はなく、午後も近所の友人宅でインド料理を楽しんでいました。いつ産まれるんだろね、なんて友人達に言われながら家に帰って日課のお散歩をし終わったあと、あら?破水?と違和感を感じ部屋にもどってドクターの携帯に連絡するとすぐ病院にくるよういわれる。この時6時半(写真はお昼にたべたホウレン草のカレー ) 。

くーさんと二人、あたふた荷物をつめ、病院(隣のビルだけど歩くと10分くらいかかる)に行く。その間、だんな君にすぐに帰ってきてもらうよう電話。ドクターの診察で子宮口が4cm開いてるので1階で入院手続きしてそのまま陣痛室に案内してもらうよう指示される。1階の担当者のところへ行くと、「入院ですね?書類の記入をお願いします」、と長ーい英文を突き出され(緊急の際の判断を医者に委ねる契約書)、記入するよういわれ、「私破水しているんではやく案内してください」、といっても書類がないと受け入れられないの一点張り。その上、お支払いは現金?カード?なんて聞いてくる。書類をふらふらしながら記入すると、今度は入院施設の準備の為、30分待っていてくださいといわれ、、”だから破水してるってのー!”と思いつつも一応自分にもまだ余裕があるのか、冷静に対応する。結局待合イスに座って、こちらではよくあることだが、30分のはずが1時間待つことに(担当者ににらみをきかせるが効果なし(゚ー゚;)やっとのことで呼ばれると、で、クレジットカードでしたっけ?ここにサインをなんて平気で言ってる・・・「もうお腹痛くなってるし!!!」この時点で既に8時近くなっていたと思う。。。

ようやくだんな君が荷物をそろえて到着。なぜか3人とも入院部屋に連れて行かれ(自分の足で歩く、だから破水だっつーの!!)ナースすら出てこないので(写真は入院部屋のトイレを直す人達とぼけっと立ってる守衛さん、隣に青色のサリーを着た掃除おばちゃんもうろうろしてた・・・)”破水だ破水だ”と大騒ぎしてやっと車椅子に乗せられ、出産待合部屋に移動する。移動した途端、服を着替えろといわれ、バタバタと腕に色々チューブを巻かれたり、心拍計に繋がれたり、やっと出産が始まった~と実感。でもここでもおかしなことに、こちらは既に破水して、陣痛促進剤も投与され始めて、気が気じゃない状態なのに、ナースがやってきて、なんだか病院の規則を読み上げ始める。「外部の食べ物は持ち込むな」とかね。それって私じゃなくて付き添いの者に言うべきでは?と思うが思考力低下の為なにも言えず。そしてここでも書類にサインしろと言われる。。その上、またナース以外のおばちゃんがやってきて(青色のサリーだった)何を飲むか?ときいてくるので”何でもいい”というと温そうなモサンビジュース(オレンジとレモンの間の味の果物)を持ってきたけど、うーん、ここにきてモサンビを飲む気もしないので、くーさんが持ってきてくれた麦茶をこっそり飲む。

つけられたチューブから投入された陣痛促進剤が効き始めたのか、だんだんだんだん下腹部の痛みが激しくなってくる(普通陣痛は腰が痛いと聞いていたが私の場合は下腹部だけだった)。痛いけど、お腹が空いていることに気がつき、長いといわれる陣痛を乗り切るためにくーさんが作ってきてくれたおにぎりを食べようと努力するけど、陣痛の波がすぐやってくるのでなかなか食べることができない。のりを巻けだのお茶を出せだの陣痛の間にだんな君に叫びながらおにぎりを食べるけど3口くらいでギブアップ。促進剤がガンガン効いているようで痛みの波がどんどん強くなる。あとでNST(ノンストレステスト)の心拍記録で確認したけど、このとき9時半くらい。

痛みに弱い私は、あれ?無痛分娩の麻酔はいつうってもらえるのだっけ、、、と気がつく。

後半に続く・・・

2008年1月11日金曜日

ゆらゆ~ら♪

ゆりかごが昔からあるようにやっぱり赤ちゃんってゆらゆらするものが好きみたいです。
病院でも小児科の先生が、泣きそうになった時に、首を抱えて”Rockin',Rockin'”といいながらガンガン上下に揺らせてました。うちにはゆりかごも、バウンサーもないので、泣き止まない時は、抱いてゆらゆらしなければなりません。長い時間だと抱いているのもなかなか疲れますが、最近このバランスボールに座りながらゆらゆらすると機嫌がよくなることを発見! うちは日本でもバランスボールを愛用していて、こちらでも購入してました。ダイエットとかじゃなくて、ただイスの代わりにぼよ~んと座るのが好きだから使っていたのだけど、うちの子にも有効だとは知らなかった。上手く姿勢を保てば腰痛防止にもなって一石二鳥です。

2008年1月9日水曜日

新生児のお世話

今日で産まれて28日目。
新生児とは生後1ヶ月(28日目)までの赤ちゃんのことを言うそうです。明日からは乳児と呼ぶようになるとか。新生児期は母子ともに初めてのことが多くてお互いに戸惑うことも多いし一番大変な時期なんだと実感しました。そして、知らなかったこともいーっぱいありました。なので気づいたことをリストしてみました。

・新生児は痩せている
赤ちゃんのイメージって輪ゴムをはめたような腕をしてぽちゃぽちゃだけど、産まれたばかりの赤ちゃんは結構痩せている。肋骨部分もはっきりわかるし、足もまだお肉が入ってないから、ビニール人形を着ているみたいにしわっとなっている。やっと3週間目に入るくらいから、母乳がよくでているみたいでどんどんふっくらしてきましたが。これからもっとぽちゃぽちゃになるよう、がんばります。

・産まれたすぐはど近眼
産まれたすぐってあんまり目が見えていないらしい。視力でいうと0.02くらいというから、ど近眼の私の裸眼視力とほぼ同じ。これじゃあ人の判別は難しいはず。だんだん見えてくるんだって。

・産毛がたくさん
産毛って”産まれた毛”ってかくだけあって、生まれたての赤ちゃんは沢山の産毛で覆われているんですねー。背中なんて熊さんみたい。耳の上にもふんわり毛が生えていてかわいいです。だんだん減っていくらしいです。髪の毛は逆にだんだん増えていくらしいです。

・母乳はたくさん寝ないと(食べないと)出ない
なんとか1ヶ月間母乳をあげ続けることが出来ています。最初の1週間は自分自身の扱いもよくわからず本当につらかった!赤ちゃんがすってくれれば母乳は出るというけれど、母体が疲れると見事なほどに出が悪くなります。だから”食べて・寝る”ことがすごく大事。お世話に忙しくて食べられない・寝られないという状況が続くと半日後にはすぐ出が悪くなってるの。だから新生児ママへのケアはママが沢山食べて、寝る、環境を作ってあげられることがポイントです。そういう意味で周りの人のヘルプがとっても大事なんですね~。

・手首が痛い・・・
腰痛に気をつけてね、と知人からいわれていましたが、思いのほか手首のほうが痛い。首がすわっていないので抱く時に必ず手首で支えるのと、授乳する時も力がはいっちゃっているのか手首を変な風に曲げてしまっていたり、するのですね。事前に鍛えておくといいかも。。。(^_^)