2007年2月23日金曜日

アジャンタは壁画

連休がありましたので近場に旅行へ行きました。
ムンバイと同じマハラーシュトラ州内にある、”アジャンタ(Ajanta)”と”エローラ(Ellora)”へ2泊3日の飛行機旅です。この二つは石窟寺院群で有名で、日本の観光ツアーでもよく取り扱われているようです。

アジャンタは仏教遺跡で、紀元前1世紀と紀元後5世紀の時代の石窟があり、中でも一番の見所の壁画は鮮明でとても美しい。写真は第1窟の蓮華手菩薩(photo by だんな君)。アジャンタの壁画は後の中国・日本の仏教絵画に影響を与えたと言われています。もっとも、この遺跡は1000年以上の間ジャングルに囲まれて誰も見つけることがなかった為、壁画に手を着けられることなく残すことができたのだそう。ちなみに遺跡を発見したのは1819年虎狩中のイギリス兵士John Smithという人。見つけたSmithさんもびっくりだったろうけど、こんな山奥にまでよく虎狩に来たもんだと、その行為に私は驚きましたわ。私たちは近郊の町アウランガバード(Aurangabad)に滞在しましたが、そこから車で2時間はかかり、またその間小さな集落しかなく、ずううっと荒野が広がっているのですから。

ここは写真のように渓谷の中にひっそりと存在します(今は乾季で水がありませんが、雨季ならもっとみずみずしい緑と川が見られるでしょう)。アジャンタ遺跡へは4kmの地点で環境に配慮したマイカー規制がされており、バスに乗り換える必要があります。ちょうど満席になりかけたところ、運転手さんの後ろの補助席に乗せてくれました。眺めもいいし運転手さんとお話できるしよかったので帰りもそうしました。帰りの運転手さんはすごい喜んでくれて、横をみながらすごい話しかけてくる。お願いだから前向いて運転して~!ってくらい。ちなみにエアコン効かない場所なので半額の10Rsで乗れました♪いくら歩きやすい石窟寺院といえども炎天下。展望台まで行ったりして、久々の運動。帰りの車では景色をみる暇もなく爆睡でした。。。

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