2007年6月23日土曜日

新茶日印のみくらべ

あっという間にこちらもモンスーンの季節になり、日本も梅雨入りが宣言される季節となってしまいました。少々時期はずれになりますが今日は新茶のお話。

インドでは沢山の紅茶が生産されていますが、前回も少し触れましたが、ミルクティー向きのCTCタイプの茶葉以外は輸出用に回されることが多くお土産やか数少ない紅茶専門店でしか手に入りません(左の写真:CTCと長い茶葉の比較してみました)。紅茶も日本茶と同じように新茶の季節があります。特にインド北部の産地ではスリランカ等とは違い1年中紅茶が収穫できるわけではないので、その収穫時期を3期に分けています。春摘みともいわれるファーストフラッシュは、一足お先に雨季入りした産地で最初に成長した新芽を摘んだ紅茶なんだそうです。今回、ダージリンの3月末から4月にかけて収穫されるその春摘み紅茶を、知人からの紹介で紅茶専門店から4月末には手に入れることができました。ファーストフラッシュの中でも、ゴールデンティップスといわれる穂先の部分がどのくらい含まれているかでお値段とお味が違ってきます。私は今回3種類のファーストフラッシュを購入しましたが、もったいなくて1種類しか空けることができていません。ちなみに3種類はSpring Shampagne, Vintage, First Invoiceです。
既に飲んでみたものはFirst Invoiceという3つの中ではゴールデンティップスが一番少ないタイプのもの。それでも葉っぱは大きく、お茶を入れてみると色づきがとても薄くて軽いのみ口。香りはとってもよくさっぱりしています。いわゆる日本の新茶みたいな楽しみ方ができる茶葉です。専門店を紹介してもらった知人は紅茶に詳しく、昨年度の茶葉を以前の見比べさせてもらったのですが、白い茶葉が一番多いSpring Shampagneはより薄味で香り高いお茶で、お菓子と一緒ならお味が負けてしまいそうなくらい繊細でした。でも私はそれが一番気に入って、冷めてもおいしいし、少しずつ大事に飲もうと小袋で買いました。
そんな風に楽しんでいる5月の下旬に、日本の友人から嬉しい届け物が!日本茶の新茶です!一保堂の宇治茶です。こちらも新茶らしく茶葉が大きい。私は学生時代に宇治で新茶の玉露茶摘バイトをしたことがあるので、知識はあまりないのですが茶葉には結構うるさいです~。梅雨に入る前に飲みきるのがおいしいコツとあります。お茶菓子も一緒につけてくれた超気の利く友人。ありがたーくいただきました(ちなみに右下のは日印交流念記念切手!5月下旬に発売されたそうです)。

そんなこんなで2つの国の新茶の飲み比べができた、嬉しい5月でした。ちなみにダージリンはストレートで飲むのが鉄則だそう。ミルクティーにすると茶葉の香りが消えてしまうんだそうです。次回はセカンドフラッシュで、7月頃収穫とのことですのでまた購入するのが楽しみです。

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