2007年4月9日月曜日

コーヒー文化

インドといえば紅茶!
そんなイメージが日本では強いと思いますが、街角のチャイ屋はゴマンとあるものの、日本で一般的なアッサム、ダージリンを扱うティーショップは余り見かけません。レストランで頼んでもネスレやTATAの廉価版ティーバックがぽちょっとカップに入って出てくる程、案外無頓着のよう。それに引き換え、ムンバイは若者が闊歩する最先端都市だからなのか、コーヒーショップが結構あります。スターバックスはまだインドには店舗展開をしていないのですが(外国企業出店法かなんかで、現地企業との合弁が義務付けられている為と聞いた)それ以外のコーヒーショップチェーンがどんどん拡大しているようで、うちの近所にもいくつかあります。御三家はBarista, Cafe Coffe Day,Mocha(公式サイトなし)です。beni家御用達は「MOCHA」。お店の雰囲気はモロッコ風(モロッコへは行った事ないけど・・・)のインテリアで、照明を落とした室内はなかなかの雰囲気。ゆったりしたソファやカーテン付の丸い席とかあって長居したくなる。ここは南米やアジア、アフリカのコーヒーやエスプレッソタイプだけでなく、シェイクやレモネード、デザートや軽食メニューが充実しているところが+お味もインドっぽくなくて?上々、気に入っている理由。しかも、水タバコを吸えるメニューもあって、みなさんモクモクさせてます。うちの近所のMochaは有名大学や外資系企業が多いのが理由だと思うけど、客層は全くインドを感じさせない。サリー着てる人なんて全然いないし、女の子でタバコ吸ってる子もいるし、ぱっとみ若いのにお昼間からお酒飲んでたりするし、ちょっとリッチな新世代系が来てるのかしら?そういえば、一人できてる人みたことないわぁ。みんなおしゃべりしに来てるんだろうな。

紅茶の消費量にはまだ及ばないんだと思いますが(チャイ用:CTCというタイプの茶葉はスーパーでも沢山の銘柄があります)、インドのコーヒー消費量は確実に増えている模様。インドコーヒー協会(Coffee Board of India)のデータを見てみたところ、それまで微動だにしなかった国内コーヒー消費量が突如2000年から増加していることがわかります。2000年はBaristaのオープンした年でもあり、国内コーヒー合戦開始年と見れるかもしれません。きっと欧米風なおしゃれなカフェという空間がこれからどんどん広がるのかもしれません。近々スタバの出展も噂されていますので、今後の動向が楽しみな分野です。

ちなみに、インドでもコーヒー豆はとれるんですよ。南インドのマイソールや紅茶で有名なニルギリ地方はコーヒープランテーションでも有名で、上記のムンバイのコーヒーショップも国産豆を提供している所もあります。南インドではコーヒー協会の運営するindian cofee houseというローカルのレストランがあって、ケララのその店ではチャイと並んであまーいミルク入りコーヒーがありました。チャイ4Rsに対しコーヒー3.5Rsとお手ごろだった記憶が。尚、大手スーパーでも少ないながら量り売りのコーナーでマイソール産を購入することができました。

3 件のコメント:

Sage さんのコメント...

インドでは、アッサムやダージリンは輸出用であって一般向けではないという扱いなのかな?
そもそも、インドではあまりストレートで飲むことがなくて、=チャイっていうことなのかしら。
コーヒーのイメージはなかったけれど、まだスタバがないということに驚いた。日本だと、今や困ったときにはスタバっていう感じだから、もう世界各国どこにでもあるものだと思っていたよ。
そして、インドのコーヒーはやはり甘いのね。
何となく、ベトナムコーヒーを連想しちゃった。
うーん、色々面白い!!

beni さんのコメント...

多分輸出用なんだと思う。こちらの人は煮出して使う茶葉をミルクと一緒に飲んでいるの。あまーくして、でもスパイスを入れるかどうか、何をいれるかどうかは人それぞれみたい。カルダモンとジンジャーはぜったいかと思いきやそうでもないみたい。レモングラスを足したものや、フレッシュミントの葉を入れたものをいただいたこともあるけど、おいしかったよ!そのうちお気に入りレシピみつかったら伝授するね~。

Sage さんのコメント...

やった!それは嬉しい♪
是非、お願いします!!
チャイ好きとしては、かなり楽しみ~。