2007年1月10日水曜日

プリンス・オブ・ウウェールズ博物館

たまにはムンバイ市内を観光しようと、博物館へ行ってみました。
現在の正式名称はChhatrapati Shivaji Maharaj Vastu Sangrahalayaと言うそうですが、英語名称のPrince of Wales Museumでもドライバーさんには通じます。ここは、ジョージ5世;当時ウェールズ公=皇太子だった、が1905年にインド訪問した際に建てられたドームが博物館になっています。インド・サラセン様式といわれるこのドームだけでも見る価値アリ。中の展示物というと、仏像が結構あって感動。ブッダだけでなくヒンディの仏像というか彫刻が時代を追って展示されています。ギリシャ彫刻の影響が見られる10世紀前のものと、チベット仏教に関係する18世紀頃のものが一番多かったように思います。

その中で、特別展として近代ムンバイの成り立ちみたいのがやっていて、イギリス統治時代の文明開化的なムンバイの姿が写真や資料で説明され、最後には17分のビデオも上映。ムンバイはもともとばらばらの島だったところを1812年から最初の埋め立てを開始し、19世紀末には現在のような一つの半島の形になったとのことでその広がり方のデジタルマップがわかりやすくてよかった。この特別展は結構おしゃれにまとめてありました。1853年にBombay-Tana間に21マイルの鉄道がひかれたそうですが、これはインド初だけでなくアジア初の試みだったそう(ちなみに日本の新橋-横浜間は1872年ですよね)。こうしたことからもムンバイが当時最先端?な人の集まる大都会だったことがわかります。なぜ、ムンバイだったかというのは、貿易拠点となる良港だったこともさることながら、この時代は”Cotton Boom”つまり綿花景気?で、米国の独立戦争や南北戦争に高い需要があったからだと展示ビデオは言っていました。なるほどーこの頃から世界経済なんだよなぁといまさら気がついた次第。

博物館ドームの写真は後でできれば追加します~。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

おぉ~っ
彫刻、仏像、、、
最近日々の生活の中で薄れつつある単語。